両面テープ加工事例

素材:日東電工No.5015 + EN78P(台紙)
加工方法:トムソン型(ハーフカット)
厚み:t=0.15mm

素材:日東電工No.5015 + EN78P(台紙)
加工方法:トムソン型(ハーフカット)
厚み:t=0.15mm

素材:日東電工No.5000NCB+HY-TS15 DIC #8616UJ-2 +HY-BCS30
加工方法:ピナクル型(ハーフカット)
厚み:t=0.05mm
両面テープ豆知識
両面テープは工作や梱包、建築現場から電子機器の組立まで、多岐にわたる用途で利用されます。紙やフィルム、フォーム(発泡体)など、基材が何であるかによって特性が変わり、接着力や厚み、柔軟性の面で種類が豊富に取り揃えられています。

- 豊富な粘着剤の種類
ゴム系、アクリル系、シリコーン系など、それぞれに異なる特徴があり、用途によって使い分けられています。ゴム系は初期接着力が高く、素早く貼り付けたい場合に有効です。アクリル系は耐候性が高く、温度変化や湿気にも強いため、屋外や長期使用を想定した場面で重宝されます。シリコーン系は特殊な素材との密着に優れ、離形性の高い相手材にも接着できる点が特徴とされます。
- 機材と機能の多様化
両面テープの基材には、紙やPETフィルム、ウレタンフォームなどさまざまな素材が使われています。紙基材のものは手で簡単に切れるため作業性が良く、フィルム基材のものは薄くて強度が高く、ハサミやスリット機で綺麗に裁断できます。フォーム基材は凹凸面への追従性やクッション性に優れ、車載や家電などの部品固定にも利用されます。加えて最近は、高い耐熱性や電気絶縁性、低VOCといった付加機能を持たせた製品も増えており、様々なニーズに応えられるようになりました。
- 両面テープと打ち抜き加工
両面テープは部材と部材を固定するために特定の形状で使われることが多く、設計図や製品形状に合わせて打ち抜き加工されるケースがよく見られます。スマートフォンや家電製品の内部では、振動対策や防水シールの役目を果たすために、非常に細かく複雑な形状に切り出された両面テープが用いられます。打ち抜き加工時は、粘着剤が刃物につきにくいコーティングや、離形紙(ライナー)の材質選定が重要視されることも多く、加工におけるノウハウが求められます。
- 湿気や油への対応も重要
絶縁紙は湿気や油分の影響を受けやすい場合があり、特にクラフト紙系は湿度管理が重要。長期保管の際には密閉や乾燥剤の使用などが行われます。一方で油含浸を前提としたタイプもあるため、用途次第で紙の処理方法(含浸処理、コーティングなど)が変わります。
記載のない素材も、お気軽にご相談ください。
ファイバー・両面テープ・PETフィルムなどのよく用いられる素材をはじめ、豊富な取り扱い実績がございます。
ご希望の素材同士で貼り合わせをし、打ち抜き加工をすることも可能です。
記載のない素材もお気軽にご相談ください。
